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看護師 過去問 第115回 午前 問99

成人看護学 令和7年度2026年2月15日

【事例】A さん(60 歳、女性、会社員)は15 年前に糖尿病と診断され血糖降下薬を服用していた。その後、微量のアルブミン尿が出現し、腎機能は徐々に悪化したため、10 年 前からインスリン療法が開始された。A さんは外来受診時に労作時の息切れを訴えており、肺野の水泡音と下肢の浮腫が認められ、精査加療目的で入院した。入院時は、身長155 cm、体重65 kg で1 か月前から5 kg 増加している。体温36.3 ℃、呼吸数28/分、脈拍82/分、血圧160/82 mmHg であった。血液検査データは、 Hb 8.5 g/dL、HbA1c 8.5 %、アルブミン3.1 g/dL、クレアチニン3.5 mg/dL、 K 4.0 mEq/L で、推算糸球体濾過量〈eGFR〉は15 mL/分/1.73 m2 であった。 その後、A さんには連続携行式腹膜透析法〈CAPD〉が開始された。同時に腹膜透析の方法と必要な自己管理についての指導が開始となった。現在の血液検査データは、Hb 9.0 g/dL、アルブミン2.9 g/dL、クレアチニン2.5 mg/dL、K 3.8 mEq/L であった。また腹膜透析開始後の除水量は平均450 mL/日、尿量は平均900 mL/日であった。 現在のA さんに対する食事指導の内容で適切なのはどれか。

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正答 2
EXPLANATION

解説

腹膜透析では血液透析と違って持続的に溶質が除去されるため、カリウムはむしろ失われやすく、血液透析のような厳しいカリウム制限は必要ない。本症例もK 3.8mEq/Lと正常範囲なので、カリウムを含む食品の制限はないという指導が適切。蛋白質は透析で失われるぶんを補う必要があり0.9〜1.2g/kg/日が目安で、0.2g/kg/日は少なすぎる。水分は除水量に尿量を足した分まで摂取でき、除水量と同量に抑える必要はない(本症例は除水450mL/日・尿量900mL/日)。総エネルギーは30〜35kcal/kg/日が標準で、50kcal/kg/日は過剰である。

KEY POINT
腹膜透析はカリウムが抜けやすく、血液透析ほどの制限は要らない。

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出典:厚生労働省 看護師国家試験 令和7年度 午前 問99(厚生労働省)
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