カコモンノート

介護福祉士 過去問 第38回 問57

生活支援技術 令和7年度2026年1月25日

Aさん(83歳,女性,要介護3)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左片麻痺があり,介護老人福祉施設に入所している。ある日の夜間,仰臥位(背臥位)で寝ていたAさんが,「背中が重く感じて,眠れない」と介護福祉職に訴えた。次の記述のうち,介護福祉職がAさんに行う介護として,最も適切なものを1つ選びなさい。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 4
EXPLANATION

解説

正解は4。仰向けで長く寝ていると背中や仙骨部に体重がかかり続け、「背中が重い」という訴えになる。楽にするには体の向きを変えて背中の圧を抜くこと。左片麻痺のAさんは右が健側なので、右を下にした右側臥位にし、上になった麻痺側の腕を抱えるようにクッションで支えると、麻痺側の肩が引けず、本人も健側の手足で姿勢を整えられる。だから4が正しい。

1は、ファーラー位(上体を45度ほど起こす)は背中の圧を抜く体位ではなく、仙骨部にずれの力がかかる。左下肢のクッションも背中の訴えとは関係がない。
2と3は、腕や膝の下にクッションを入れても背中に体重がかかったままで、訴えに答えていない。
5は、右足の足部へのクッションは踵の除圧や尖足予防のためのもので、背中の重さは取れない。

根拠:日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン」(体位変換と体圧分散の考え方)、出題基準「生活支援技術」休息・睡眠の介護(安楽な体位、体位変換)。

KEY POINT
仰向けで背中が重いときは側臥位に変えて除圧。片麻痺なら健側を下にし、麻痺側の腕をクッションで支える。
出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 第38回介護福祉士国家試験 問題57(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)
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