カコモンノート

作業療法士 過去問 第59回 午後 問9

解剖・運動学 第59回2024年2月(令和6年)

70歳の女性。独居。身長155cm、体重52kg。自宅で転倒。右大腿骨頸部骨折と診断され、右人工骨頭置換術(後方アプローチ)を受けた。術後、回復期リハビリテーション病院を経て自宅退院の見込みである。右股関節の屈曲角度は100度、伸展0度である。左下肢機能には問題を認めない。屋内外は杖歩行自立。現状の家屋環境を図に示す。 退院時に向けた環境調整で最も適切なのはどれか。 ただし、手すりの高さはすべて適切である。

この問題の図
問題に添えられた図。出典は下に書いています。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 1
EXPLANATION

解説

正答は①。右人工骨頭置換術の後方アプローチでは、股関節の過度な屈曲・内転・内旋が脱臼のリスクとなるため、これらの肢位を避ける環境調整が最優先となる。右股関節屈曲は100度に制限されているため、深いしゃがみ込みや低い座面での深屈曲を避け、便座や椅子・ベッドの高さを確保し、内転・内旋を伴う動作を回避できる配置が適切で①が正答。他の選択肢は座面が低すぎて股関節が過屈曲する、手すり配置により内旋・内転を誘発するなど脱臼肢位をとりやすい環境で不適切。キーポイントは、後方アプローチ後は屈曲・内転・内旋の複合肢位を避ける生活・住環境指導を行う点である。

KEY POINT
後方アプローチの人工骨頭では屈曲・内転・内旋の複合肢位を避ける
出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第59回 午後 問9(厚生労働省)
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