カコモンノート

作業療法士 過去問 第60回 午後 問14

疾患・病態 第60回2025年2月(令和7年)

18歳の男子。2年前までは成績優秀で友人も多かった。1年前から口数が減り徐々に欠席が増え、半年前から不登校となった。「隣人が見張っている」と言いだし自室のカーテンを一日中閉めたままにしている。1か月前から自室に引きこもり、「自分の考えが人に伝わってしまう」、「誰もいないのに自分の悪口が聞こえてくる」などと言うようになった。2週前から入浴をしていない。 この患者の症状で誤っているのはどれか。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 2
EXPLANATION

解説

正答は2の行為心迫(これが誤り)。行為心迫は次々と行動を起こさずにいられない状態で、躁状態でみられる症状である。本例は幻聴(悪口が聞こえる)、思考伝播(考えが人に伝わる)、被害妄想(隣人が見張る)、無為自閉(引きこもり・入浴しない)を呈しており、これらは統合失調症に典型的な症状である。統合失調症の陽性・陰性症状を整理し、躁病でみられる行為心迫と区別することが要点。

KEY POINT
行為心迫は躁状態の症状で、統合失調症の陽性・陰性症状ではない
出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第60回 午後 問14(厚生労働省)
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