カコモンノート

作業療法士 過去問 第55回 午後 問14

治療・支援 第55回2020年2月(令和2年)

24歳の女性。統合失調症。1年前に職場の対人関係のストレスから発症した。 現在は休職し、外来通院をしている。嫌がらせをされているという被害妄想は薬物療法により消失したが、ちょっとした周りの表情やしぐさを見て「周りの人が私のことを言っているような気がする」という猜疑的な言動はみられている。そこで主治医の判断により、認知機能の改善を目的に週1回、外来作業療法を利用したプログラムに参加することになった。 この患者の治療目的に合ったプログラムとして適切なのはどれか。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 4
EXPLANATION

解説

本例は被害妄想は消失したものの、周囲の表情やしぐさを被害的・自己関連的に解釈する猜疑的傾向が残り、社会的認知の改善が治療目的とされています。これに合致するのは他者の意図や感情の読み取り(社会的認知)を訓練するSCIT(social cognition and interaction training)であり選択肢4が適切です。ACT(1)は重症者への包括型地域生活支援、Empowerment(2)は当事者の力の回復、IPS(3)は援助付き雇用、WRAP(5)は自己管理のためのリカバリープランで、いずれも社会的認知の改善に特化したプログラムではありません。プログラム名と目的の対応を整理して押さえましょう。

KEY POINT
SCITは表情や意図の読み取りなど社会的認知を改善する訓練
出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第55回 午後 問14(厚生労働省)
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