カコモンノート

作業療法士 過去問 第56回 午後 問8

疾患・病態 第56回2021年2月(令和3年)

72歳の女性。転倒し、左手をついた。左手関節部に痛と腫脹が生じ、近くの病院を受診し徒手整復後ギプス固定を受けた。骨癒合後の画像を別に示す。手関節尺屈により尺骨頭部の痛とクリック音がする。手指の機能障害はない。 生じている合併症で考えられるのはどれか。

この問題の図
問題に添えられた図。出典は下に書いています。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 2
EXPLANATION

解説

正答は2の尺骨突き上げ症候群。橈骨遠位端骨折(Colles骨折型)の変形治癒で橈骨が短縮すると、相対的に尺骨が長くなり(ulna plus)、手関節尺屈時に尺骨頭が手根骨や三角線維軟骨複合体(TFCC)へ突き上がって疼痛やクリック音を生じます。長母指伸筋腱断裂は母指伸展障害、正中神経損傷はしびれ、月状骨脱臼は別の外傷病態で症状が異なります。手指機能は保たれ尺側の疼痛が主体という所見が診断の手がかりです。

KEY POINT
橈骨遠位端骨折の変形治癒で橈骨が短縮し尺骨突き上げ症候群となる
出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第56回 午後 問8(厚生労働省)
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