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看護師 過去問 第110回 午後 問119

老年看護学 令和2年度2021年2月14日

【事例】A さん(88 歳、男性)は、10 年前に脳梗塞を発症し左半身麻痺の後遺症がある。杖歩行はでき、要介護2で介護保険サービスを利用中である。A さんが最近食欲がなく、水分もあまり摂らず、いつもと様子が違うことを心配した妻がAさんに付き添って受診した。 身体所見:呼びかけに対して返答はあるが反応はやや遅い。麻痺の症状に変化はない。 バイタルサインは、体温37.5 ℃、呼吸数20/分、脈拍100/分、血圧140/60 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98 % (room air)。 検査所見:赤血球410 万/μL、白血球6,800/μL、Ht 50 %、総蛋白6.5 g/dL、尿素窒素25 mg/dL、Na 150 mEq/L、K 3.8 mEq/L、血糖値110 mg/dL、CRP 0.01 mg/dL。胸部エックス線写真に異常なし。 A さんは入院となり、点滴静脈内注射が開始された。入院当日の夜間、A さんは「ここはどこか、家に帰る」などと言い、点滴ラインを触ったり杖を使わずにトイレに1人で行こうとしたりして落ち着かず、ほとんど眠っていなかったと夜勤の看護師から日勤の看護師に申し送りがあった。日勤でAさんを受け持つ看護師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

2つえらぶと、答えと解説が出ます

2つえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 1・4
EXPLANATION

解説

高齢者のせん妄(夜間不穏・見当識障害・点滴抜去・転倒リスク)への対応では、①時計・カレンダーで時間見当識を補助、②視覚刺激から点滴ラインを隠す、③環境を慣れたものに、④夜間照明調整、⑤家族の付き添い等が有効。日中はカーテンを開け活動を促し概日リズムを整える。退院相談・スタッフ室常駐は不適切。 環境調整と日中活動でせん妄改善を図る。

KEY POINT
せん妄=時計+点滴を隠す
出典:厚生労働省 第110回看護師国家試験 午後 問119(厚生労働省)
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