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看護師 過去問 第111回 午前 問114

看護の統合と実践 令和3年度2022年2月13日

【事例】A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりにAさんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長166 cm、体重36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。 入院後3か月が経過した。A さんは体重が 41 kg まで増加し、主治医と相談して、退院の準備をすることになった。看護師に対して、A さんは「退院後はすぐに仕事をしたい」と話したが、母親は「ゆっくり自宅で休養してほしい」と話した。母親の面会時に、今後の仕事や生活に関する話題が出ると、A さんはイライラして母親と口論になることが多くなった。父親は仕事が忙しいことを理由に、面会に来たのは一度のみであった。今後導入する必要性が最も高いのはどれか。

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正答 1
EXPLANATION

解説

摂食障害の退院に向け、家族特に母親との関係性が症状形成・維持に影響している場合は家族療法の導入が有効。家族のコミュニケーションパターンや葛藤を扱い家族システム全体に介入する。作業療法は活動・社会性、自律訓練法は身体的弛緩、精神分析療法は深層心理探索で本症例の家族間葛藤への第一選択ではない。看護師は家族療法導入の橋渡し役として家族関係調整を支援する。

KEY POINT
摂食障害+家族葛藤=家族療法
出典:厚生労働省 第111回看護師国家試験 午前 問114(厚生労働省)
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