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看護師 過去問 第112回 午前 問119

成人看護学 令和4年度2023年2月12日

【事例】A さん (57 歳、男性、無職)は妻 (55 歳、会社員)と2人で暮らしている。A さんは、飲酒が原因で仕事での遅刻や無断欠勤が続いたため1年前に職場を解雇された。 その後も朝から自宅で飲酒する生活が続き、体調が悪化したため受診し、 アルコール性肝硬変とアルコール依存症と診断された。医師から断酒を指導されていたが実行できず通院していなかった。 A さんは最近、倦怠感が強く食欲がなく、1週前から飲酒もできなくなった。妻に付き添われて受診した際、外来のトイレで吐血し倒れ食道静脈瘤破裂と診断され入院した。 身体所見:呼びかけに応じるが反応が遅い。腹水や浮腫はない。手指の振戦はない。 体温37.0 ℃、呼吸数22/分、脈拍98/分、整、血圧92/50 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98 % (room air)。 入院当日、Aさんは緊急に内視鏡的治療を受けた。入院7日、Aさんは食道静脈瘤の治療のため、食道静脈瘤硬化療法を受けることになった。治療前のバイタルサインは、体温36.7 ℃、呼吸数16/分、脈拍72/分、整、血圧126/70mmHgである。検査所見は、血小板15万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉10秒 85 %である。入院後は吐血していない。Aさんが食道静脈瘤硬化療法を受けた直後に注意すべき症状はどれか。

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正答 2
EXPLANATION

解説

内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)後の合併症として胸部痛・発熱・食道潰瘍・食道穿孔・縦隔炎・出血があり、特に胸部痛は穿孔・潰瘍の徴候として注意深く観察する。下血は別の出血徴候、皮下出血や手指振戦は通常の合併症ではない。術後は嚥下障害・絶食指示・痛みのモニタリング・バイタル変化の早期発見が重要。内視鏡治療後の合併症早期発見が重要となる。

KEY POINT
静脈瘤硬化療法=胸痛で穿孔
出典:厚生労働省 第112回看護師国家試験 午前 問119(厚生労働省)
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