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看護師 過去問 第113回 午後 問110

老年看護学 令和5年度2024年2月11日

【事例】A さん (65 歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。A さんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。 A さんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。 Aさんはその後しばらく会話をしたり、食事も少し食べられたりしていたが、入院3日から、臥床したままで1日中全く動かず、昏迷状態になった。検査の結果、軽度の脱水以外の異常はなかった。治療として修正型電気けいれん療法が開始されることになり、実施後20分でAさんは覚醒し、その後の観察中にけいれん発作は認めなかった。実施後30分、Aさんは突然起き上がり興奮し、大きな声で「仕事に行く」と言って病室から出ていこうとした。看護師が制止し、一緒に座って話を聞いたところ、見当識障害、記憶障害、注意障害が認められた。Aさんの状態で正しいのはどれか。

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選択肢をえらぶと、
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正答 1
EXPLANATION

解説

せん妄は意識障害を基盤に注意・認知障害・幻覚・興奮等が急性発症し変動する症候群。高齢者・術後・入院中に多く可逆性。誘因(電解質・薬剤・感染・環境変化)の除去と環境整備、家族の関与が基本対応。躁状態・不安発作・前向性健忘とは経過・症候が異なる。高齢者の特性を踏まえた個別的なケアが老年看護の基本姿勢となる。

KEY POINT
急性変動意識障害=せん妄
出典:厚生労働省 第113回看護師国家試験 午後 問110(厚生労働省)
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