カコモンノート

作業療法士 過去問 第60回 午前 問3

治療・支援 第60回2025年2月(令和7年)

59歳の男性。右利き。脳梗塞による左片麻痺。発症21日目のBrunnstrom法ステージは上肢Ⅳ、手指Ⅲ、下肢Ⅲ。表在感覚は上肢手指下肢共に鈍麻。椅子座位で机上の布を用いたワイピングの上肢機能的訓練を図のように行った。 訓練の目的はどれか。2つ選べ。

この問題の図
問題に添えられた図。出典は下に書いています。

2つえらぶと、答えと解説が出ます

2つえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 3・5
EXPLANATION

解説

正答は3の肘の分離運動の改善と5の肩甲帯の前方突出運動の改善。ワイピング(机上で布を前後に滑らせる運動)は、肩甲帯を前方に突き出しながら肘を伸展・屈曲させるリーチ様の運動で、共同運動から分離運動への移行を促す。上肢Ⅳ・手指Ⅲの段階では握力や手指巧緻性の改善は課題として時期尚早で不適。手背の表在感覚は布を握る動作でなく直接の目的ではない。近位部の分離運動促通が主眼、が要点。

KEY POINT
ワイピングは肩甲帯の前方突出と肘の分離運動を促す

「治療・支援」の他の問題

「治療・支援」489問をまとめて見る →

出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第60回 午前 問3(厚生労働省)
厚生労働省ホームページの公共データ利用規約(PDL1.0)に基づき、出典を明記して掲載しています。問題文・選択肢の内容は変えていません。元のPDFから文字を起こす都合で、印刷では小さく添えられている英語表記は用語の直後に〈 〉で入れ、縦組みの表や組合せ問題は横書きに組み直しています。文意を変える書き換えはしていません。解説は当サイトが独自に作成し、体裁を整えたものです。問題に添えられた図表は、実施団体が公表した問題PDFに載っているものです。