カコモンノート

介護福祉士 過去問 第38回 問50

生活支援技術 令和7年度2026年1月25日

Aさん(55歳,男性,会社員)は,20歳のときに交通事故で第5頚髄(C5)を損傷した。現在,電動車いすを利用し,自宅で自立した生活を送っている。身体状況は安定しているが,ときどき仙骨部に褥瘡ができることがある。入浴は,居宅介護(ホームヘルプサービス)を利用していて,訪問介護員(ホームヘルパー)が福祉用具を用いて入浴介護をしている。次のうち,Aさんが入浴時に使用している福祉用具として,最も適切なものを1つ選びなさい。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 3
EXPLANATION

解説

正解は3。第5頚髄(C5)の損傷では、肩を動かし肘を曲げることはできるが、手首や指は動かず、体幹や下肢は麻痺する。自分で座位を保ったり、腕の力で体を持ち上げて浴槽をまたぐことはできない。体ごと吊り上げて浴槽に出し入れする入浴用リフトが要る。だから3が正しい。

1の移乗台、2のバスボードは、座った姿勢を保ち、手で体を支えて横にずれる力がある人向け。
4の浴槽用手すりは、自分で立ち座りできる人が体を支えるためのもの。
5の滑り止めマットは転倒を防ぐ補助具で、浴槽への出入りそのものはできない。

仙骨部に褥瘡ができやすいのも、体幹と下肢を自分で動かせないことの表れで、同じ身体状況を指している。

根拠:頚髄損傷の機能レベル(C5:肘の屈曲まで可能、手指・体幹・下肢は不可。Zancolli の分類)、出題基準「生活支援技術」福祉用具の意義と活用、出題基準「障害の理解」脊髄損傷。

KEY POINT
C5 頚髄損傷は肘まで動くが手と体幹は動かない。入浴は吊り上げる入浴用リフト。
出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 第38回介護福祉士国家試験 問題50(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)
試験センターの「過去問題の使用について」に基づき、問題文・選択肢の内容は変えずに掲載しています。元のPDFから文字を起こす都合で、印刷では小さく添えられている英語表記は用語の直後に〈 〉で入れ、縦組みの表や組合せ問題は横書きに組み直しています。文意を変える書き換えはしていません。解説は当サイトが独自に作成したもので、試験センターとは関係ありません。法改正等により、現在では成立しない問題が含まれる場合があります。