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看護師 過去問 第108回 午前 問101

成人看護学 平成30年度2019年2月17日

【事例】A さん(89 歳、女性)は、息子夫婦と3人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度判定基準A-2。腹部膨満感とふらつきを自覚したため受診したところ、原発不明の癌による多臓器への転移と腹水貯留が認められ、入院した。入院時に、医師からAさんと家族に、回復の見込みが低いことが伝えられた。看護師に、A さんは「もう十分長生きできましたから、自然に最期を迎えたいです」と話した。 身体所見:身長148 cm、体重43 kg、腹囲80 cm。体温36.8 ℃、血圧128/80 mmHg、 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97 %。意識レベル清明。 検査所見:Hb 6.9 g/dL、総蛋白4.5 g/dL、アルブミン2.9 g/dL、AST 〈GOT〉 45 IU/L'U/L*、ALT〈GPT〉60 IU/L'U/L*、Na 130 mEq/L、K 4.2 mEq/L。 Aさんは昼間も寝ていることが多くなった。Aさんは「食事はいらないけど冷たいものはほしい」と言い、看護師が準備した氷を少量食べることがある。維持輸液を行っている。医師から家族にAさんの臨終が近いとの説明があった。家族は看護師に「食事をとらないと体力がなくなってしまう。苦痛なく最期を迎えさせてあげたいけれど、少しでも長く生きていてほしい」と言っている。家族に対する看護師の説明で最も適切なのはどれか。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 4
EXPLANATION

解説

終末期で食事摂取困難な患者には、本人が食べたい物・好きな物を少量提供することで嗜好と楽しみを尊重する援助が大切。経口摂取困難でも氷や好物の少量摂取は心理的満足感を与える。家族の「長く生きてほしい」気持ちに配慮しつつ、本人のQOL最優先の対応を伝える。栄養補助食品強要・点滴重視は時期不適切となる。 終末期患者の心理社会的尊厳を守るケアが大切。

KEY POINT
終末期=食べたい物を許可
出典:厚生労働省 第108回看護師国家試験 午前 問101(厚生労働省)
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