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看護師 過去問 第110回 午前 問97

成人看護学 令和2年度2021年2月14日

【事例】A さん 92 歳、女性!は、脳梗塞の後遺症のため要介護で、年前から特別養護 老人ホームに入所している。入所時は、日常生活は全介助で、話しかけるとうなずい たり首を振るなど自分の意思を伝えることができた。A さんは歌が好きで、歌に関 するレクリエーションには車椅子で参加し、笑顔がみられていた。家族は週回、面 会に来ていた。入所時に、A さんは「延命処置を望まない」、家族は「できるだけ長生 きしてほしい」と言っていた。 最近、ほとんど食事を摂らなくなり、閉眼していることが多く、看護師や施設職員 の声かけに対する反応が徐々に鈍くなってきた。家族が面会時に声をかけると、目を 開け、うなずくなどの意思表示がある。A さんの状態から、医師と相談し看護師は 看取りの準備が必要であると判断した。 Aさん(38歳、女性)は、大腸癌の終末期である。癌性腹膜炎による症状緩和の目的で入院し、鎮痛薬の静脈内注射と高カロリー輸液が開始された。Aさんは自宅で過ごしたいと希望したため、医師と看護師で検討し、症状緩和をしながら自宅退院の方向で退院支援カンファレンスを開催することになった。 Aさんの死の迎え方を決めるために優先されるのはどれか。

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正答 4
EXPLANATION

解説

終末期患者の死の迎え方の意思決定では現在のAさんと家族の意思が最優先される。アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の理念に基づき、本人の意思を尊重しつつ家族と医療者が話し合いを重ねる。入所時の意思や主治医・施設の方針より、現在の本人・家族の意向に沿った医療・ケアを提供することが原則である。 ACPに基づいた継続的意思確認の姿勢が大切。

KEY POINT
死の迎え方=本人と家族の意思
出典:厚生労働省 第110回看護師国家試験 AM 問97(厚生労働省
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