カコモンノート
カコモンノート › 看護師 › 第113回 › 午後 問120

看護師 過去問 第113回 午後 問120

看護の統合と実践 令和5年度2024年2月11日

【事例】A さん (72 歳、男性)は、妻と2人暮らしで子どもはいない。定年後は2人で旅行するのが趣味であった。A さんは、1か月前から残尿感や夜間頻尿が気になり病院を受診した結果、前立腺癌と診断され根治的前立腺摘出手術を受けた。退院後は、手術後の補助療法として、外来で放射線の外照射療法を行うことになっている。 Aさんが放射線治療を終了して半年後、腰部と右大腿部の痛みが出現した。倦怠感と食欲不振が続いたため病院を受診し精密検査を受けた。骨転移していることが分かり、Aさんと妻に主治医から余命と治療方針の説明があった。Aさんはその場で「痛みを取り除いてほしい。つらい治療は受けたくない」と訴え、3日後に緩和ケア病棟に入院した。入院翌日、受け持ちの看護師Bが、プリセプターである看護師に「今朝、奥さんの顔色が悪くふらついていたので声をかけると『夫の最期を受け入れられない気がして不安です』と打ち明けられました。昨夜も眠らずにAさんに付き添っていたようでした。奥さんにどう対応したらよいのでしょうか」と相談した。プリセプターである看護師が看護師Bに助言する内容で適切なのはどれか。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 2
EXPLANATION

解説

死別前後の遺族ケアでは、感情を表出する場を作り傾聴することが基本。死を「受け入れさせる」「励ます」は不適切な押付け、医師から繰り返し説明・夜の付添強要は遺族の自律と感情に配慮しない対応。グリーフケアでは思いを語る場の保証が最も重要。看護師として基礎的事項として確実に押さえておくべき内容である。国家試験頻出の重要事項として整理しておく必要がある。

KEY POINT
遺族ケア=語る場をつくる
出典:厚生労働省 第113回看護師国家試験 午後 問120(厚生労働省)
厚生労働省ホームページの公共データ利用規約(PDL1.0)に基づき、出典を明記して掲載しています。問題文の内容は変えていません。ただし、原本で答を数字で書き込む形式(解答欄が「①②」のような桁)の計算問題16問だけは、Webで解けるように選択肢式に直しています。正答は公式の正答値表と一致することを確認しています。元のPDFから文字を起こす都合で、印刷では小さく添えられている英語表記は用語の直後に〈 〉で入れ、縦組みの表や組合せ問題は横書きに組み直しています。文意を変える書き換えはしていません。問題に添えられた図表は、実施団体が公表した問題PDFに載っているものです。解説は当サイトが独自に作成し、体裁を整えたものです。