作業療法士 過去問 第55回 午前 問19
66歳の女性。歌が好きでカラオケをよく楽しんでいたが、1年前から言葉数が少なくなり夫が心配して精神科を初めて受診した。MMSEは正常範囲内であった。 MRIでは前頭葉優位の限局性脳萎縮があり、SPECTでは両側の前頭葉から側頭葉に血流低下が認められた。現在は定年退職した夫と2人暮らしをしており、家事は夫が行っている。デイケアに週1回通所しており、好きだった塗り絵や和紙工芸などの作業活動に参加するが、落ち着きがなく途中で立ち去ろうとする行動が頻回にみられる。 作業活動の持続を促す対応として最も適切なのはどれか。
選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます
選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
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正答 1
EXPLANATION
解説
正解は「注意がそれたら道具や材料を見せながら声をかける」。前頭側頭型認知症で立ち去り行動(常同・被影響性)がみられる例では、具体物を示して注意を作業に引き戻す関わりが有効。禁止や叱責、慣れない新規課題、フロア移動やセラピスト変更はかえって落ち着きを損ない不適切である。
KEY POINT
前頭側頭型の立ち去りには具体物で注意を引き戻す「治療・支援」の他の問題
- 第55回 午前 問2032歳の女性。8歳の娘が担任の先生の勧めで1週前に精神科を受診し、注意欠如・多動性障害と診断を受けた。放課後等デイサービスを利用することになり、作業療法士…
- 第55回 午前 問1740歳の男性。20歳から飲酒を始め、就職後はストレスを解消するために自宅で習慣的に飲酒していた。その後、毎晩の飲酒量が増え、遅刻や無断欠勤をし、休みの日は…
- 第55回 午前 問1453歳の男性。うつ病の診断で 10年前に精神科通院治療を受けて寛解した。1か月前から抑うつ気分、食思不振、希死念慮があり、入院して抗うつ薬の投与を受けてい…
- 第55回 午前 問1280歳の女性。重度の認知症患者。訪問作業療法を実施した際の足の写真を別に示す。 対処方法で正しいのはどれか。
- 第55回 午前 問1151歳の男性。仕事中に3mの高さから転落し、外傷性脳損傷を生じ入院した。 受傷2週後から作業療法を開始した。3か月が経過し運動麻痺はみられなかったが、日付…
- 第55回 午前 問27杖歩行を行う左片麻痺患者の、常時2点支持歩行の歩き出しで正しいのはどれか。
出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第55回 午前 問19(厚生労働省)
厚生労働省ホームページの公共データ利用規約(PDL1.0)に基づき、出典を明記して掲載しています。問題文・選択肢の内容は変えていません。元のPDFから文字を起こす都合で、印刷では小さく添えられている英語表記は用語の直後に〈 〉で入れ、縦組みの表や組合せ問題は横書きに組み直しています。文意を変える書き換えはしていません。解説は当サイトが独自に作成し、体裁を整えたものです。問題に添えられた図表は、実施団体が公表した問題PDFに載っているものです。
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