カコモンノート
カコモンノート › 看護師 › 第108回 › 午後 問99

看護師 過去問 第108回 午後 問99

老年看護学 平成30年度2019年2月17日

【事例】A さん(82 歳、女性)は、Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症で、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱb、要介護1である。息子と2人暮らしであったが、1 年前から認知症対応型共同生活介護〈認知症高齢者グループホーム〉に入所している。 息子は仕事が忙しいため、2か月に1回面会に来所する。A さんは2日前から活気がなくなり、食事量も減少した。本日、発熱や下痢を主訴に介護職員に付き添われて外来を受診した。外来の看護師が介護職員に普段の健康状態の把握の方法を尋ねると、1日1回の体温と血圧の測定、月1回の体重測定、レクリエーションへの参加の様子を確認しているという回答を得た。A さんは、看護師の簡単な質問に答えることができる。 身体所見:体温37.0 ℃、呼吸数24/分、脈拍72/分、血圧132/82 mmHg、呼吸音は異常なし。水様便が3回/日、濃縮尿、手指の冷感あり、顔色は不良。皮膚の乾燥あり。体重45.8 kg。 検査所見:Ht 40 %、白血球9,800/μL、尿素窒素25 mg/dL。Na 150 mEq/L、尿比重1.030。 入院後3日。A さんは開始された食事を全量摂取し、活気が出てきた。A さんは自ら水分を摂ることはなかったが、看護師がお茶を勧めると、少量ずつ摂取している。体重 47 kg。A さんの尿の性状は淡黄色で尿臭はなく、血液検査データは改善して基準値となったため、点滴静脈内注射が中止となり、退院が決まった。A さんが外来受診時と同じ状態を起こさないために、看護師が介護職員に伝える予防策で適切なのはどれか。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 5
EXPLANATION

解説

高齢者の脱水予防:①食事を含めて1,000〜1,500mL/日の水分摂取(体重47kgで1,300mL程度)、②口渇感を待たずに定時的補給、③室温・湿度の調整(30℃は熱中症リスク)、④カフェインは利尿作用で水分補給には不適切、⑤適切な塩分摂取(極端な減塩は脱水悪化)、⑥薄手の通気性の良い衣服。脱水予防教育が継続の鍵。

KEY POINT
高齢者脱水予防=1,300mL水分
出典:厚生労働省 第108回看護師国家試験 午後 問99(厚生労働省)
厚生労働省ホームページの公共データ利用規約(PDL1.0)に基づき、出典を明記して掲載しています。問題文の内容は変えていません。ただし、原本で答を数字で書き込む形式(解答欄が「①②」のような桁)の計算問題16問だけは、Webで解けるように選択肢式に直しています。正答は公式の正答値表と一致することを確認しています。元のPDFから文字を起こす都合で、印刷では小さく添えられている英語表記は用語の直後に〈 〉で入れ、縦組みの表や組合せ問題は横書きに組み直しています。文意を変える書き換えはしていません。問題に添えられた図表は、実施団体が公表した問題PDFに載っているものです。解説は当サイトが独自に作成し、体裁を整えたものです。