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看護師 過去問 第111回 午前 問99

在宅看護論 令和3年度2022年2月13日

【事例】A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症と心不全と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子 (42 歳)と娘 (37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前からAさんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。 身体所見:意識は清明。身長159 cm、体重61.3 kg。 体温37.1 ℃、呼吸数21/分、脈拍95/分、不整、血圧164/96 mmHg、 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉92 % (roo air)。 両下肢に軽度の浮腫を認めた。 入院することになり、個室を希望した。 入院後、酸素マスクによる酸素療法や利尿薬による薬物療法、塩分制限などの食事療法が開始された。 入院3日、夜勤の看護師から日勤の看護師への朝の申し送りで、昨晩のAさんは夜間全く眠っていないこと、「ここはどこですか」と繰り返し尋ねてきたこと、娘が学校から帰ってくるのを待っていると言って病室の入り口を気にしていたことが報告された。 入院後 10 日。入院治療により全身状態は改善し、夜間の睡眠もとれるようになったため、A さんは退院することになった。A さんは「入院していて体力が落ちてしまい、動くと疲れてしまう」と言っている。また、看護師に「医師から退院したら元の仕事はしてよいといわれました。これまでの生活を続けたいと思っています。また入院するのは嫌なので、今後の生活で気をつけることはありますか」と尋ねてきた。このときの看護師の対応で適切なのはどれか。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 1
EXPLANATION

解説

心不全患者の退院後再入院予防には服薬アドヒアランス・塩分制限・体重管理が要。多剤併用と高齢でアドヒアランス低下が予測される本症例にはお薬カレンダー利用が有効で内服忘れ・重複服薬を予防する。階段使用は労作性増悪、水分2L/日は心不全では過剰、塩分1g/日は厳しすぎ(一般に6g/日未満)で不適切。看護師は患者の生活パターンを踏まえた服薬支援と退院支援を行う。

KEY POINT
心不全=お薬カレンダーで管理
出典:厚生労働省 第111回看護師国家試験 午前 問99(厚生労働省)
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