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看護師 過去問 第114回 午前 問100

基礎看護学 令和6年度2025年2月16日

【事例】A さん(87 歳、女性)は1人で暮らしている。難聴のため補聴器を使用している。 自宅で転倒して痛みで起き上がれなくなり、救急搬送され入院した。搬送先の病院で右大腿骨頸部骨折と診断され、全身麻酔下で人工骨頭置換術を受けた。術後は前腕部に点滴静脈内注射と右大腿の創部に吸引式ドレーンが一本挿入されている。 手術直後の検査所見:赤血球410 万/μL、白血球7800/μL、Hb 12.0 g/dL、総蛋白 6.5 g/dL、アルブミン4.0 g/dL、尿素窒素20 mg/dL、Na145 mEq/L、K 3.8 mEq/L。術後のドレーン出血量は少量である。創部痛に対して非ステロイド性抗炎症薬の坐薬と内服が処方され、手術当日の 21 時に坐薬を使用した。 術後1日。朝6時のAさんのバイタルサインは、体温 36.5 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 64/分、血圧120/82 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97 %(room air)であった。膀胱留置カテーテルが挿入されていて夜間の尿の流出は良好であった。腸蠕動音が確認できたため朝食が開始された。食事時にAさんが顔をしかめていたため、夜勤の看護師が鎮痛薬の内服を勧めたがAさんは「痛みはそれほど強くない」と言った。朝食後に点滴静脈内注射と吸引式ドレーンが抜去された。午前 9時の看護師の観察項目で優先度が高いのはどれか。

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正答 3
EXPLANATION

解説

人工骨頭置換術後1日目、バイタル安定で食事開始時に顔をしかめる場合、創部痛の評価が優先度高い。痛みは離床・運動・睡眠に影響し術後回復を妨げる。本人が「強くない」と言っても客観的所見(表情)と齟齬があり、再評価が必要。意識・SpO2・血圧・尿量はバイタルが安定しており優先度は相対的に低い。痛みコントロールが術後早期回復の鍵。

KEY POINT
術後優先=創部痛の客観評価

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出典:厚生労働省 第114回看護師国家試験 午前 問100(厚生労働省)
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