カコモンノート

作業療法士 過去問 第53回 午前 問12

治療・支援 第53回2018年2月(平成30年)

80歳の男性。要介護2。妻と2人暮らし。上肢機能は保たれているが、下肢の支持性の低下がある。認知機能は保たれている。尿意はあり、日中は洋式トイレでズボンの上げ下ろしの介助を受けて排尿している。便失禁はないが、夜間の居室での排尿方法を検討している。「妻を起こさずに自分で排尿したい」との希望がある。排泄用具の写真(別冊No.5 ①〜⑤)を別に示す。 選択する排泄用具として適切なのはどれか。

この問題の図
問題に添えられた図。出典は下に書いています。

選択肢をえらぶと、答えと解説が出ます

選択肢をえらぶと、
ここに答えと解説が出ます
正答 4
EXPLANATION

解説

正答は4。上肢機能は保たれるが下肢の支持性が低下し立位・移乗が不安定な状況で、夜間に居室で妻を起こさず自分で排尿したいという希望に合うのは、ベッド上や座位のまま手で保持して自力排尿できる尿器(収尿器)です。写真ではこれに該当するものが正答となります。認知機能・上肢機能が保たれるため、手で扱う排泄用具を自己操作できます。下肢支持性が低いため、立位や移乗を要するポータブルトイレ等は夜間単独では転倒リスクが高く不向きです。残存機能(上肢良好・下肢不良)と本人の希望・生活場面に合わせて用具を選ぶことが要点です。

KEY POINT
上肢良好・下肢支持性低下なら夜間は手で扱える尿器を選ぶ
出典:厚生労働省 作業療法士国家試験 第53回 午前 問12(厚生労働省)
厚生労働省ホームページの公共データ利用規約(PDL1.0)に基づき、出典を明記して掲載しています。問題文・選択肢の内容は変えていません。元のPDFから文字を起こす都合で、印刷では小さく添えられている英語表記は用語の直後に〈 〉で入れ、縦組みの表や組合せ問題は横書きに組み直しています。文意を変える書き換えはしていません。解説は当サイトが独自に作成し、体裁を整えたものです。問題に添えられた図表は、実施団体が公表した問題PDFに載っているものです。